こんにちは。神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックです。
インビザライン矯正を進める中で、マウスピースをしっかり歯に密着させるために欠かせない補助アイテムとして「チューイー」があります。すでに毎日のケアに取り入れている方も多いと思いますが、実は正しく使わないと逆効果になることもあるのをご存じですか?
今回は、チューイーを使用する際に気をつけていただきたいポイントについて解説します。
強く噛みすぎないこと
効果を高めようと、必要以上に強く噛みしめてしまう方がいらっしゃいます。しかし、強い力で噛み続けるとチューイーが早く劣化するだけでなく、マウスピースや歯に過度な負担がかかる恐れがあります。特に矯正治療中は歯が動いて敏感になっているため、かえって痛みや炎症を招くこともあります。チューイーは、しっかり奥まで入る感覚を確かめる程度の力で十分です。
清潔を保つこと
チューイーは繰り返し使用することが多いアイテムですが、口の中に入れるものなので衛生管理が欠かせません。使用後に水洗いせずにケースやバッグに戻してしまうと、細菌が繁殖しやすくなり、口臭や口内トラブルの原因になります。毎回の使用後は流水でよく洗い、しっかり乾燥させることを習慣にしましょう。また、消耗品なので長期間使い続けず、汚れや弾力の低下を感じたら早めに交換することも大切です。
長時間の使用は避けること
「使えば使うほど良い」と考えて、チューイーを長時間噛み続ける方もいますが、それは正しい方法ではありません。必要以上に長く使うと、あごの筋肉に疲労がたまり、顎関節の不調や頭痛につながることがあります。通常は1回数分程度で十分です。自己判断で使用時間を増やさないようにしましょう。
無理に噛まないこと
新しいアライナーに替えた直後は装着がきつく、チューイーを噛むと強い痛みを感じることがあります。このときに我慢して力を入れてしまうと、歯や歯ぐきにダメージを与える可能性があります。強い痛みを伴う場合は無理をせず、使用時間を短くするか、主治医に相談しましょう。
ペットや小さなお子さまに注意
チューイーは柔らかい素材で、まるでお菓子やおもちゃのように見えることがあります。そのため、小さなお子さまやペットが誤って口に入れてしまう事故も報告されています。使用しないときは必ずケースに入れて保管し、手の届かない場所に置くようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。チューイーはインビザライン矯正を成功させるために役立つアイテムですが、使い方を誤ると逆効果になることがあります。強く噛みすぎないこと、清潔に保つこと、使用時間を守ること、そして無理をしないことが大切です。また、保管方法にも気を配り、誤飲や衛生面のリスクを防ぎましょう。
矯正について気になることがある方は、ぜひ神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックにご相談ください。
