こんにちは。神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックです。

インビザラインの矯正治療で使用される「顎間ゴム」は、歯の移動をより効率的に進めるために欠かせないアイテムです。正しく使用することで治療期間の短縮や仕上がりの精度向上につながりますが、「どれくらいの時間つければよいのか」「うまくゴムをかけるコツはあるのか」など、悩んでいる方も多いでしょう。

今回は、顎間ゴムの着用時間と使用時のポイントについて解説します。

顎間ゴムは長時間つけるほど効果的

顎間ゴムの効果は、装着時間の長さに比例します。基本的には1日20時間程度の装着が推奨されることが多く、食事や歯磨きのとき以外はできるだけゴムをつけておくことが大切です。つけたり外したりを繰り返すと歯が計画通りに動かず、治療期間が延びる原因になることもあります。忙しい日でも、最低でも1日の大半をつけておくことを意識すると、ゴムの効果を最大限に発揮できます。

ゴムかけのコツ

顎間ゴムは小さく柔らかい素材ですが、正しい位置にかけないと力がうまく伝わらず、効果が半減してしまいます。ゴムかけのコツは以下の通りです。

鏡を見ながらかける

最初は鏡を使って正しい位置を確認しましょう。慣れれば手探りでもできるようになります。

指先だけで持つ

爪や指の腹でしっかりゴムを持ち、アライナーのフックに引っ掛けるとスムーズです。

交換はこまめに

ゴムは伸びると力が弱くなるため、1日1回は交換が必要です。歯科医師の指示に合わせて交換しましょう。

痛みが強いときは短時間でもOK

ゴムをつけ始めた初期は違和感や痛みを生じることがあります。その場合は、無理せず短時間から始め、徐々に装着時間を増やして慣らすのがポイントです。

着用中の注意点

顎間ゴムは食事中に外す必要がありますが、外した後は必ず元の位置に戻すことを忘れないようにしましょう。また、就寝中もゴムを装着することが推奨される場合が多いため、寝る前に確認すると安心です。飲み物や歯磨き粉の成分によってゴムが劣化することはほとんどありませんが、粘着物や油分がつかないように注意してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。インビザラインの顎間ゴムは、1日できるだけ長くつけることで効果が高まります。最初は慣れないかもしれませんが、鏡を見ながら正しい位置にかけること、ゴムをこまめに交換することを意識するだけで、治療の進み方が大きく変わります。痛みや違和感がある場合は無理せず徐々に慣らしながら使用し、わからないことがあれば歯科医院で相談することが大切です。

矯正について気になることがある方は、ぜひ神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックにご相談ください。