こんにちは。神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックです。
日常的に「口呼吸」をしていませんか?口呼吸は健康面だけでなく、歯並びにも大きな影響を及ぼすことがあります。歯並びの乱れが気になる方や矯正治療を検討している方にとって、口呼吸の影響を知ることはとても重要です。
今回は、口呼吸と歯並びの関係、そして改善のためのポイントについて詳しく解説します。
口呼吸が歯並びに及ぼす影響
口呼吸が歯並びに悪影響を与える原因は、舌の位置や口周りの筋肉にあります。
舌の位置が下がる
通常、鼻呼吸をしているとき、舌は上顎(上の歯の裏側)に軽く接しています。この舌の位置が、歯列を整える働きをします。しかし、口呼吸をしていると舌が下がりやすく、上顎が狭くなる原因になります。その結果、前歯が前方へ突出したり、歯並びに凹凸が生じることがあります。
口周りの筋肉が弱まる
口呼吸の人は唇を閉じる機会が少なく、口周りの筋肉が弱くなります。これにより歯が外側や内側に移動しやすくなり、不正咬合(良くない噛み合わせ)につながります。
歯列全体の発達に影響
口呼吸による舌の位置の低下や口周りの筋力低下は、顎の成長にも影響を与えるため、顔全体の骨格にも関わります。これが、特に子どもの成長期には深刻な問題となる場合があります。
口呼吸のその他のリスク
歯並びへの影響だけでなく、口呼吸は以下のような健康リスクも伴います。
– ドライマウス:口内が乾燥し、むし歯や歯周病のリスクが高まります
– 口臭:唾液の減少により口内の細菌が増加します
– 集中力低下:酸素摂取量が減少し、脳に十分な酸素が届かない場合があります
口呼吸を改善する方法
口呼吸を改善することで、歯並びへの悪影響を予防することができます。以下のポイントを参考にしてください。
鼻呼吸を意識する
日常生活の中で鼻呼吸を意識することが大切です。鼻づまりが原因で口呼吸になっている場合は、耳鼻科で診察を受け、適切な治療を受けましょう。
舌のトレーニングを行う
舌を正しい位置(上顎の前歯の裏側)に保つトレーニングを習慣化しましょう。「MFT(口腔筋機能療法)」と呼ばれる方法が効果的で、専門の歯科医院で指導を受けることができます。
唇の筋肉を鍛える
口周りの筋肉を鍛えるために、唇を閉じてストローを咥えたり、ガムを噛んだりすることが効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。口呼吸は歯並びに大きな影響を及ぼし、放置すると不正咬合や顎の発達不良につながる可能性があります。しかし日々の生活で鼻呼吸を意識し、適切なトレーニングや治療を行うことで改善が可能です。
矯正について気になることがある方は、ぜひ神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックにご相談ください。